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(有)編集企画室 群 |
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名古屋プライムセントラル ナゴノスペース (〒451-0045)
TEL 052-589-2771
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取材で、久しぶりに常滑のINAX「窯のある広場・資料館」に行った。初めて行ったのは、昭和61年にオープンしたばかりの頃、やはり仕事で。当時、ここを訪れたときの気持ちを思い出して、感慨深かった。それにしても、カレコレ20年近く前になるのか・・・。
今年の夏に行った時に建築中だった建物が、この10月にオープンした。「土・どろんこ館」と「ものづくり工房」。既存の建物とそれらを合わせて、全体が「INAXライブミュージアム」となった。
「土・どろんこ館」の建物は圧巻だ。外壁も内壁も、ずっしりと土を固めて造ってある。窓が設けられているところで見える壁の厚さには驚く。
「版築(はんちく)」という飛鳥時代に仏教とともに伝わった工法で、粘土を棒で突き固めて重ねていくもの。さすがに人力では時間がかかりすぎるので、今回はショベルカーで固めていく方法を編み出したとか。
内壁も、さまざまな土の表情を見せる。ワークショップで来館者が焼いた日干し煉瓦。どんな割合で土と藁を混ぜれば、煉瓦として固まるんだろう。そして「常滑大壁」と名付けられた高度な左官壁。カラフルなタイルの貼られたトイレの壁などなど。
他にも、鍛冶屋さんの仕事、木工作家の家具など、すべてが手づくりであたたかい。
「土・どろんこ館」の建築は、近代的なビルの外壁を彩るタイルや最新技術を備えた衛生陶器などの分野で時代の最先端を走っている企業の、「基本である土の文化」にこだわり、「創業の土地・常滑」にこだわっていくんだという意志表明のように見える。それは確かに今の時代共感できるし、魅力を感じる姿勢だと思う。
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(赤澤) |
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